こもれび日記

関東の石舞台

こんにちは、やべです。 今日は私のブログの裏テーマでもある、マイナーだけど是非皆さんに知ってもらいたい史跡を紹介したいと思います 今回紹介するのは古墳です。奈良県明日香村にある石舞台古墳をご存知の方も多いと思います。それに勝るとも劣らない古墳が埼玉にもあるのです。私の独断と偏見によりますが・・・ それが行田市にある八幡山古墳です。まずは写真をご覧ください。     この古墳の最大の特徴は本来埋設されているはずの石室が完全に露出しているところにあります。実際に見るとかなり大きくてインパクト大です。 どうやら昭和9年に近くの沼を埋め立てるために古墳を崩した際に発見され、その後、発掘調査と復元が行われ現在の形になったそうです。   上から眺めるとこんな感じです。古墳にこんなに気軽に触れ合えるなんてあんまりないですよね。   石室内部の様子もばっちり見ることが出来ます。素晴らしいですね。 説明看板によると、この古墳からは漆塗りの木棺や銅椀などの豪華な遺物が発見されており、かなりの権力者であったと考えられることから、聖徳大使の生涯を書いた「聖徳太子伝暦」に登場する武蔵野国造物部連兄麿(ムサシノクニノミヤツコモノノベノムラジエマロと読むそうです)の墓と推測する説もあるそうです。 それにしても埼玉には歴史的価値のあるものがまだまだ眠ってそうですね。そう考えるとワクワクしてきます。

2012年8月3日