こもれび日記
蓮の花
通勤の途中にある小さな居酒屋の軒先で、酒樽に蓮が植えられています。
それはそれは見事に、私の身長ほどの高さまで茎を伸ばし大きな薄ピンク色の花を咲かせます。花の命がとても短かいようで、2、3日すると萎れる姿を見ることなく、花は影も形もなくなって、花が散った後には、シャワーヘッドのような花芯が残ります。
最初は、その花を『睡蓮』だと思い込み、通り過ぎた後に「湘南の風」の「睡蓮花」を口ずさんだりしていましたが、ちょっと調べてみたところ、私が心奪われていたのは、水場で水面にぽっかり浮かんで咲く神々しい『睡蓮』ではなく、泥の中にレンコンができる『蓮』でした。
なんか少しがっかり感はありましたが、どちらにしてもあまり身近で見られる花ではないので、朝、花びらが開いたばかりのところに出会うと、ものすごいラッキーな気持ちになります。
今日の帰り、よく見てみると、隣にもう一鉢ありました。花はこれからのようです。
しばらく通勤が楽しみになりそうです。
ちなみに、この居酒屋、「筋斗雲チキン(きんとうんちきん)」という地鶏焼きが売りで、中山道沿いに大きな看板を出しているのですが、クスミがこれを携帯で変換したところ、「菌とうんち菌」と表示されたそうです(笑)。
☆なかまち☆
2013年7月26日