こもれび日記

易学を学ぶ

私はこれまで世の中には「易学」という名のスーパー学問がある、とだけは認識しておりました。そしてそれは、あの孔子さまや諸葛孔明などアジア系の偉人の多くは易学の達人であったと聞きます。  かの東洋学の大家、安岡正篤先生も50歳になったら易を学ぶべし、と仰られていたと聞きます。 易についてよく「易は統計である」と位置づけていることを聞きますが、そもそも統計というものは、誰がどんな手法と状況で何人にどんなことを聞いたのか等のデータがあって初めて統計と呼べるものです。易に関して言えばそのあたりはまるっきり不明。起原に関しても伝説の域を脱しません。約6000年前の中国で伝説の皇帝が開発したとかなんとか・・・それなのにもかかわらず多くの偉人達が易を重宝したということを考えるとロマンです。あの経営の神様、松下幸之助翁も易の達人を数人そばにおいていたとか・・  いったいこの学問は何であろうか?単にあやしい占いとは違いそうな気がするなあ・・・  そんなことを昔考えていたことがあります。そこで、昨年の11月から師匠が「指導者の為の易学講座」を始めるとの事。それは願ったり叶ったり!あの偉人達が易を通じて感じていた風を私も感じてみたい!そんな思いからはじめた易学の学びですが、初めて5ヶ月になりました。  師匠も言っていますが、易を全否定するのも全肯定するのもどちらも科学的ではない。そこから自分や関わる人の人生がより良くなるヒントがつかめればよいのだ!決して人の顔を曇らせるようなことを易でするべきでない、ということです。  易学と科学はほとんどの意味で無縁でしょうが、深く素晴らしいものです。まだ学びの途中ではありますが、易を学べて本当に良かったと思っております。 あくつ

2012年3月17日