こもれび日記

富士の姿に思うこと

先日、息子の野球の遠征で、山梨県に行って来ました。富士山が間近にそびえる、すばらしいロケーションのグランドでした。 ところが、恥ずかしながら、私はそれが富士山であることにしばらく気がつきませんでした。 山頂付近が雲に覆われていたこともありますが、その姿が、埼玉県から望む見慣れたものとはあまりにも違ったからです。 我が家はマンションの上層階にあるので、天気の良い日は富士山の姿が裾野の辺りまで良く見えます。その日の朝も、山の中腹まで真っ白い雪に覆われた美しい姿を眺めてから出発しました。 ところが、山梨で見た富士山は雪が縦に流れるような、荒々しく勢いを感じるものでした。 一説によると山梨県側の山肌は、永久凍土がとけて年々崩落が進んでいるとか。 関東から望む姿が、美しく穏やかな「母」であるとすれば、山梨側からの姿は強く猛々しい「父」といったところでしょうか。そのどちらも併せ持つ富士山て、やっぱりすごいな と、改めて感じた一日でした。 私も、人として親としてそうありたいものだと思います。                           なかまち

2012年5月15日