こもれび日記
史跡 石田堤
こんにちは、やべです。
当事務所がある北本市の周辺には歴史好きの間では有名ですが、世間的にはまったく知られていない可哀そうな史跡がいくつかあります。今日はその1つを紹介したいと思います。
なんだ、ただの小山じゃないかと思われたでしょう。でもこれ歴史的にはすごくおもしろいものなんです。
みなさん「のぼうの城」という小説はご存知でしょうか?行田が舞台になっている石田三成の忍城攻めを描いた作品ですね。
今年の11月には映画も公開されます。
石田三成は忍城を攻める時に周囲に28kmにもおよぶ堤防を作り、水攻めにしようとしました。しかし堤防は決壊してしまい、この作戦は失敗に終わりました。これをきっかけに石田三成には戦下手のレッテルが貼られてしまったと言われています。
この時に石田三成が作った堤防の一部が上の写真なんです。
行田市から鴻巣市にかけて250mほどが今も現存しています。
それにしても28kmにもおよぶ堤防を約一週間で完成させてしまうとは、当時のマンパワーには驚かされます。
地元に目を向けてみると時に意外な発見があるものですね。
2012年5月18日