こもれび日記
もしよかったらどうぞ
社会保険労務士法人あおば労務経営事務所 あおばマインドオフィス 代表の阿久津です。
新年がスタートして気持ちも新たに皆様活力アップされていることと思います。
ここで一つ、提案です。余計なお世話かもしれませんが、ピンときたらご連絡下さい。
私もそうでしたが、開業当初、独立当初という時期には、さまざまな「熱い思い」があり、それを心に刻んで、起業したことだと思います。そのような想いがなければ、そもそもいわば猛獣がはびこるサバンナの荒野(この世の中のこと)へ誰も守ってくれないのがわかりつつ飛び込むわけがないですからね。
・・・数年が経過して会社もある程度の規模や利益、人材を持つようになると、様々な思いもよらない苦労と遭遇するようになります。売り上げが上がれば楽になると思っていたのに、思ったほど利益がないどころか、思いがけないところにコストがかかって経営は赤字になり、また、人員や顧客、人付き合いの増大で責任や義理ばかりが増え続け、また、ライバルとの比較で虚飾にも精を出す始末になったりすることもあるでしょう。
そのようなときに大切になってくるのが、「当初の思い」と「比較からの脱却」ではなかろうかと思います。自分が真に見据えたいことがきちんと見えている状態になることと言えます。
これらを「セルフイメージ」としてきちんと言語化して「私ってこういう人」という認識をしておくと、困難に見える事柄に遭遇してもまず軸ぶれしませんし、安易な儲け話の誘惑にも揺さぶられることはなくなってきます。
あと、人は「より良く生きたい」という向上心があることは素晴らしいことですが、時として「あの人よりは良くなりたい」などという比較に悩み多くのコンプレックスを形成することがあります。人生というものは、実は「比較」で幸福を手に入れることは無い構造になっています。端的にいうと「上には上がいる」ということもありますが、重要なのは自己の尺度です。
例えば、NO.1でなければ気が済まない!という考え方。一見すれば向上心の塊ですが、2位の人に勝つことを意味しています。2位と比較してその上であれば良いといっています。つまり、2位の人が基準となります。要するに自分という尺度はそこにはありません。
自分が直接その物事に主体的に向かうことが幸福な人生を送るうえで非常に重要なことになります。自己の「在り方」の問題です。他者の尺度も自分を取り巻く縁と社会の中である程度必要なこともありますが、しかしとらわれる必要はなく、支障のない範囲で持つことがバランスであるといえます。
そんな軸のある思考になるためにも「セルフイメージ」をあらためて作り上げておくことをお勧めします。
その作成支援も当方で行っております。顧問先様はどうぞご遠慮なくご相談ください。
2014年1月10日