こもれび日記
野球ノート
野球小僧の息子が、この春、大学生になりました。
まだ野球一筋の生活です。
洗濯する練習着の色が変わったこと、原付で通学するようになったこと、最近アルバイトを始めたこと…。
大学生らしい変化はそれなりにありましたが、私にとって今までと一番違うのは、グランドに行かなくなったことです。
高校生の時は、休みという休みは私もグランドにいました。
当然、息子の練習する姿、試合での成果を直に見たり、監督やコーチの言葉を直に聞くことができたので、全部をひっくるめて息子を見ることができたし、立場を理解した上で励ましたり慰めたり渇を入れたりすることができました。
実際、グランドに行かなくなってから、何もかも様子がわからなすぎて、質問することも、ましてや叱咤激励することもできません。見てないのですから。
ただ、息子が大学の野球部の練習に参加し始めた初日から書き始めた「野球ノート」があります。
どんなに疲れていても、その日に取り組んだ練習内容、監督や先輩にアドバイスされたこと、それに対して感じたこと・これからの取り組み方、自分で気づいたこと…等々、細かに書き綴っています。
「日記」なら覗き見るのはご法度でしょうが、「野球ノート」は『どうぞご自由に』と言わんばかりにリビングのテーブルに広げられていますし、息子も「ダメって言ってもどうせ見るんでしょー」と笑っているので、遠慮なく見せてもらってます。
「野球ノート」の中に入り込んでみると、その日、息子が練習に励んでいる姿が容易に想像できます。色々考えて工夫していることも良くわかります。
だから安心して送り出せるし、小うるさいことを言わずに、黙って応援することができます。
「野球ノート」は、めっきりコミュニケーションが減った息子との関係を良好に保つための、不可欠なアイテムになっています。きっと、息子も同じ気持ちなのでしょう。
大学ノートに書かれた「記録」は、そろそろ1冊目が終わろうとしています。
新しいノートを、こっそり用意しておこうかな。
☆なかまち☆
2013年6月6日